「みれいさん…貴女は夫に嫁ぐのではありません。有沢家という伝統に嫁ぐのです…」財界の名手を数多く輩出してきた旧家・有沢家の長男と結婚したみれいは婚前、義理の母・実紗に言われたこの言葉をずっと心の中で繰り返していた。どこか息が詰まるこの屋敷で実紗との同居に不安を抱いていたある日、みれいは実紗の寝室に呼ばれ…。そこで理由もわからず身体を弄ばれたみれいはおぞましい有沢家のしきたりを知ってしまい…。